競合・類似ビジネスの状況

プロジェクトの中核となるコネクティドヘルスは、契約者の運動行動に連動して保険料が変動するテレマティクス保険にヒントを得たアイデアである。契約者の健康行動に着目して、生命保険料を変動させるなどのインセンティブを与えることで、健康の増進と企業の利益を結びつける。

健康的な生活を送っている契約者は、病気にかかる可能性が低いと判断し、掛け金を安くする。具体的には、ウェアラブルデバイスによって計測された契約者の日々の運動量や睡眠時間を判断基準とする。

類似ビジネスは、現在のところ存在しない。新たな価値は、住民の健康増進、医師・医療機関の研究データ蓄積と臨床応用の可能性、金融機関の新規顧客拡大、企業イメージアップ、そして、直接的には金利収入の増加である。