事業の概要・ビジネスモデル・概要図

h-SUPPORTERプロジェクトは、地域の住民に、健康によいとされる運動を行ってもらうプロジェクトである。金融機関、地域住民、医師・医療機関にインセンティブを与えることで、すべての参加者が利益を得ることが可能となる。

(1)金融機関

健康促進型融資(健康促進効果、ないしは、健康促進努力のあった融資先に対し、ローン金利の割引や信用保証料の割引を実施する新しい形態の融資(Health Promotion Loan))を販売することによって、優良な融資先の開拓が可能となる。

借入人の希望により、ローン金利の割引ではなく、インセンティブプラン(フィットネス、スポーツセンターの会費、健康診断の補助金)に代替することも可能である。

また、金融機関は、ESG投資<環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)に配慮している企業を重視・選別して行う投資>の観点から、優良な投資先と見なされ、株価が上昇することが期待される。

(2)地域住民

プロジェクトに参加することによって、自分で気が付かなかった病気の兆候に気づき、健康増進が図られる。結果的に、借入金利の割引や、信用保証料の削減につながる。

(3)医師・医療機関

地域住民の健康状態に関するデータが蓄積され、診療や研究に応用することが可能となる。

地域住民の健康増進に関わることによって、優良な医師・医療機関であると見なされ、評判を高めることができる。

また、プロジェクトに参加することによって、地域住民とのコミュニケーションが密になることが期待される。

(4)その他

当面、銀行からの借入予定のない地域住民は、h-SUPPORTERプロジェクトで増進した健康(毎日歩いた実績)を、プールし、疑似貨幣、あるいは、金利のつかない預金として利用することができる。

例えば、1ヶ月間継続して1日に5,000歩歩いた場合、プロジェクトの参加者に対して、1,000ヘルス、6、000歩歩いた場合、2,000ヘルス、7,000歩歩いた場合、3,000ヘルスを付与する。

これらのポイントは、インセンティブプラン(フィットネス、スポーツセンターの会費、健康診断の補助金)として使えるほか、受け入れを表明した商店街では、通貨として利用することを認める。

ただし、ヘルスは、一定期間経過すると、ゼロになるので、貯蓄機能はない。したがって、ポイントは、地域が活性化するための起爆剤になることが予想される。

概念図

 

関係図

 

メッツ健康法(http://www.fod-nsystem.com/contents/health/cat29/)

1日当たりの平均歩数と予想される健康増進効果

 

メッツ健康法(http://www.fod-nsystem.com/contents/health/cat29/)

健康ガイドライン