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心房細動という不整脈は、脳梗塞のリスクを約5 倍にすると言われている。逆に脳梗塞で入院した方の5 分の1に心房細動が潜んでいるとも言われる。心房細動が原因で起きる脳梗塞はしばしば重症であり、命に関わることが多いため、早期診断と早期予防が肝心である。しかし、心房細動は必ずしも症状を伴うとは限らない。

近年、iPhone、Apple Watch などの携帯機器にさまざまな高機能のセンサーが搭載されるようになり、個人の健康データの収集が身近になった。携帯機器で取得したデータを解析することで、病気早期発見の可能性を検討することができる。iPhone とその付属のウェアラブル機器が健康診断的役割の早期検出ツールとなれば、不整脈や取り返しのつかない脳梗塞を予防でき、国民の生活の質を守ることにつながると考えられる。

h-SUPPORTERプロジェクトは、地域の住民に、健康によいとされる運動を行ってもらうプロジェクトである。プロジェクトの参加者には、以下のインセンティブを付与する。

(1)ウェアラブルデバイスを無償で貸与する。無償貸与されたApple Watchなどのウェアラブルコンピューターを利用して、健康に関するデータを記録することで、運動を継続するインセンティブを与える。

(2)一定の基準をクリアした参加者には、融資の際の信用保険料や借入利率を引き下げるメリットを与える。

(3)参加者は、地域の医療機関と連携することによって、自分の健康状態をチェックしてもらうことが可能となる。